読書

のだめカンタービレ 15巻

のだめはモーツァルトだったのか!千秋の買ったルノー、「左ハンドルだからシフトパターンも逆」ってのはおかしいな。 ハンドルの左右に関係なく左上が一速の筈だが。(昔のスポーツタイプには左下が一速の"ヒューランド・パターン"があったけど)のだめカンタ…

ゲイルズバーグの春を愛す by ジャック・フィニィ

ファンタジー色の強いSF短編集。大儀で時間テーマと言える作品が多い。 表題作「ゲイルズバーグの春を愛す」は、工場誘致により消えようとしている"古き町"が、時を越え自らを守ろうとする。 「クルーエット夫妻の家」は、100年近く前の設計図の通りに新築し…

色々と

最近読んだものをまとめておきましょう。 ■MOONLIGHT MILE 12巻 H-2Aに命を賭ける老技術者達!熱いオヤジ達に燃える!夢こそ活きる為のガソリン。男なら、否、人間ならば、熱い想いに焦がれてこそ生きる意味がある! 自転車が好きなら己の肉体を追い込め!野…

原っぱ

池波正太郎晩年の作。60歳を超えた劇作家が主人公の現代小説である。 時代物ではないが、そこには紛れもない池波正太郎の世界があった。 もしSFを書いたとしても同じだろう。 初期作品の『緑のオリンピア』は、陸上の三段跳びの選手の所へ妖精が現れると言う…

おおきく振りかぶって 6巻

かなり緻密に、「予測のスポーツ」である野球をシミュレートしているこの作品。それでも漫画ならではの部分がある。 三橋のコントロールの良さと"変化球ストレート"だ。それが無いと成り立たない点で、これは「漫画」たり得ている。 巻末おまけの「試合中の…

capeta 10巻

capeta カペタ (10) (KCデラックス)作者: 曽田正人出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/02/17メディア: コミック クリック: 4回この商品を含むブログ (51件) を見る実は部屋中にスクラップしてない月マガが積まれていて非常に邪魔である。 連載中のスクラッ…

のだめカンタービレ 14巻

あっと言う間に読んでしまった。続きマダー?のだめカンタービレ(14) (KC KISS)作者: 二ノ宮知子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/01/13メディア: コミック購入: 2人 クリック: 22回この商品を含むブログ (552件) を見る

MOONLIGHT MILE 11巻

ポリティカルフィクションでは出番の無かった吾郎がやっと再登場。しかしH-2Aとは…泣ける。MOONLIGHT MILE 11 (ビッグコミックス)作者: 太田垣康男出版社/メーカー: 小学館発売日: 2005/11/30メディア: コミック購入: 2人 クリック: 9回この商品を含むブログ…

地球はプレイン・ヨーグルト

『クロノス・ジョウンターの伝説』から想像していた作風だけでなく、筒井康隆的なスラップスティックも書いている事に驚いた。この短編集に限ればそちらの方が多い。 名作の誉れ高い『美亜へ贈る真珠』、一途故に物悲しい『詩帆が去る夏』の切ない詩的な作品…

おおきく振りかぶって 5巻

野球は予測のスポーツだ、と言う。ひとつのボールが投げられ、打ち返され、走者が走る。その中で、選手や周囲の人達はこんなに頭を使っているのか!と感じさせる。 長嶋茂雄がオンリーワンな訳である。いや、ミスターが何も考えずにプレイしてるとは思わない…

クロノス・ジョウンターの伝説

このタイトルだけで"時間テーマのSF"だと分かる人は、多分SF好きだ。 クロノスとは時を司る神、時間を象徴する意味で屡々引用される名だ。そしてジョウンターは「ジョウント」を動作者名詞にしたものだ。 ジョウントとはアルフレッド・ベスター作『虎よ、虎…

リングワールド

リングワールドのスケールが壮大すぎて目眩を覚える。そしてハードSFなのにスペースオペラ。 設定の論理的把握が出来なくたって面白く読めてしまう、まさにSF小説ならではの醍醐味。 今ならCGを駆使して映像化出来ると思うんだけど。企画枯渇状態のハ…

月を売った男 R.A.ハインライン

『彼は歴史など考えてもいないよ。彼は、ただ月に行きたいだけなんだ』 月。満面の笑みを湛える夜もあれば、恥ずかしげに少しだけ顔を覗かせる夜もあり、時には不機嫌に姿を隠してもみる。夜空の魔性。ルナティックの語源。 まさにこの物語の主人公D.D.ハリ…

雨の日には車をみがいて 五木寛之

雨の日だから、この本を読み返す。 1966年の夏のはじめから始まる、9台のクルマと9人の女との物語。 各エピソードの主役と言えるクルマ達を知っていなくても、充分に楽しめる。登場する女達がそのクルマとオーバーラップするように構成されているのだ。 僕…

ゲド戦記「影との戦い」

やっと読み終えました。全き人間にはなれないと思うけど、そうなろうとするのを止めてはいけないのでしょう。 今はまだ、影に立ち向かえない。

のだめカンタービレ #12 (12)

ナチュラルなだけでは駄目なのか…のだめの悩みが妙に身につまされる。青緑色な気分デス。 音楽を絵に喩える構成は面白かった。音楽を聴いて情景を想像するのだから、その逆も有る訳だよね。 ムッシュー長田にシンパシーを感じた自分。40男だもんな…(w

愛しのティーナ

著者はカー雑誌「NAVI」の元女性編集員。イタリアに移住し、初めて自分の車を持つ話を中心に、クルマを通してイタリアの生活、文化、人を見つめるエッセイ。 イタリアでは新しくクルマを手に入れたら名前を付け、友人を招いて命名パーティーを開くのだそうだ…

イタリア

女が幸せになるイタリア物語 (集英社文庫)作者: タカコ・H・メロジー出版社/メーカー: 集英社発売日: 2001/02/20メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見るクルマに自転車にワインに食事と、僕はかなりのイタリア贔屓。 だから古本屋巡…

未来世界から来た男−SFと悪夢の短編集− byフレドリック・ブラウン(創元推理文庫)

打ち合わせに向かう電車の中で。まだ数編しか読んでない。星新一的ショートショートと言うか、SF小咄みたいな感じ。すべてにブラックなオチがある。ちょっとドラえもんの匂いも。ほら、のび太がドラえもんの道具を私利私欲で使うと必ずしっぺ返しのオチがあ…

鬼平犯科帳

隠居金七百両 打ち合わせへ向かう電車の中で短編一編だけ。 事件がすべて解決してから、所在が謎である隠居金七百両を「鬼子母神の本堂の床下」と見抜く鬼平の凄さ。…その金も火盗改の"資金"になったのだろうか?

?塀内夏子『雲の上のドラゴン』

スポ根から三国志まで熱く燃える漫画の第一人者、塀内夏子の"漫画家入門+漫画エッセイ"。 テビューするまでの思い出や、具体的な指南等、かなり面白い。 その中に、島本和彦との対談…と言うか、会見録のような一編があるのだが、塀内画による島本"炎尾燃"和…

ムーンライトマイル 10巻

月は無慈悲な夜の女王…今は心覆う闇が深すぎて、言葉が無い。 吾郎か殆ど出ないのに物語は支配されている。主人公の存在感が大きい故に、助演にスポットを当てる余裕がある。 長編の強みだね。

アシモフ初期作品集「カリストの驚異」

アシモフの初期短編集を読んでいる。彼がタイプライターを叩いた片端からジョン・キャンベル・jrに見せていた19才頃の作品群だ。 つまりはまだ九割がた素人だった頃に書かれた物語達だが、とてもそうは思えない程に発想も面白くよく書けている。各作品の合…

ムーンライト・マイル 9巻

テロリストの目的は単なる破壊工作ではなく…。 当初はプロジェクトX的な展開だったこの作品も、構想が膨らみ近未来ポリティカルSFになってきた。 いくら吾郎が破天荒でも国家の対立という個人では抗えない問題が主になると、その中でどう彼を活躍させるの…

打撃王凛 第二巻 (佐野隆)

またマンガです。「Capeta!」目的で買っている月マガ連載中の野球マンガ。 この作者、多分、曽田正人の大ファンだと思う。「シャカリキ!」を教本にしているかもしれない。 俺の場合、それは最大級の褒め言葉である。 少年の夢、少年の熱、少年の想い。伝わ…

のだめ#11

相変わらずミルヒー非道。 因みに俺はヒモじゃない方がイイ(謎)。

「虚空の遺産」(エドモンド・ハミルトン) 「キャプテン・フューチャー」「スターウルフ」の作者だけあって極上のエンターテインメントです。 月で数万年前の遺跡が発見され、そこから発掘した技術を元に遙かな星へ旅立つ…と、 ここまでがプロローグなんです…