リングワールド
リングワールドのスケールが壮大すぎて目眩を覚える。そしてハードSFなのにスペースオペラ。
設定の論理的把握が出来なくたって面白く読めてしまう、まさにSF小説ならではの醍醐味。
今ならCGを駆使して映像化出来ると思うんだけど。企画枯渇状態のハリウッドは手を出さないのだろうか?
獰猛だが名誉を重んじるクジン人の設定は、TNG以降のクリンゴンの設定に示唆を与えたのではないだろうか。
壮大なリングワールドの設定がこの小説の大黒柱であるけれども、僕は"幸運能力"の持ち主ティーラ・ブラウンの存在が肝になっていると感じた。
人間は、躓かなければ本当の意味での人間とは成れないのだ。それを語るためにこそこの物語はあるような気がする。そして、だからこそこの物語はSFなのだ。
"カホナ!"
- 作者: ラリイ・ニーヴン,小隅黎
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1985/06/01
- メディア: 文庫
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恒星の周囲を、幅100万マイル、全長6億マイルの椎名林檎が(ry