7月24日通りのクリスマス
全く興味なかったのだが、上野樹里が出ていると知って劇場へ。
最早立派な上野樹里ヲタ(爆)*1
『電車男』のスタッフが撮ったとは聞いていたが、あからさま過ぎますw
ええ、ホントに『電車女』でした。主演・エルメス。ララァは賢いな…
『電車男』の時に「30年前の少女漫画を男主役で作った」と言いましたが、それを女主人公にしたらそのまんまですがな。
まさに田渕由美子な世界。"乙女チック・ラブストーリー"直球ど真ん中、剛球一直線藤村甲子園。
改めて、70年代に描かれた田渕さんの漫画がいかに"映画的"だったのかと再認識しましたよ。
これなら『フランス窓便り』なんかは今、映画化したら面白いと思う。
中谷美紀がブサ女に見えないのが辛い。つーか、前半の地味メガネＯＬの方が魅力的に見えてしまう。
蝦ちゃん風になった後半の方、なんか無理矢理感があって"イタい30女"なんだよなぁ…。
で、田渕由美子的展開(例:ライム・ラブストーリー)なら、"飾らない君が好き"になるのだが、なんかそのイタいまんまでラブは進展して行くデス。
結局、恋の不安も挫折もみんな彼女の独り相撲で、この辺りもモロに『電車男』のまんま、イコール少女漫画30years ago.
まぁ、それでいいって言う映画でした。
レディース・デーとかモーニング&レイトショー割引で観るならそこそこ不満は出ないでしょう。
さて、上野樹里。
ヒロインの弟(イケメン)の、さえない地味彼女。「虹の女神」や「幸福のスイッチ」とはまた全然違う役所を演じています。
出番は少ないが存在感は示す。キッチリ女優してます。
因みに役名は「神林メグミ」。メグって呼んで下さい…グミでもいいです…w
上野樹里主演で田渕由美子漫画の映画化、観てみたいな。70年代フォークソング世界を完璧再現で。
