ネット上でこんな一文を見つけた。

実はスポーツワゴンのリア周りのデザインってアコードエアロデッキがお手本になっていたんですヨ!(中略)そういえばサイドビューなどは、後ろに向かって絞り込んでる所なんかエアロデッキと似てますネ!オフレコらしいけどデザイナーもエアロデッキは一目おいてたらしいです!(後略)


僕が免許を取った丁度その頃、ルイ・アームストロングの歌声と共にワンダーシビックが世に出た。ボディ後端をスパッと切り落とした大胆なフォルムと、そのリヤ回りのデザインに魅入られた僕は、家のクルマをワンダーシビックに換えさせた。
そのデザインを踏襲したのがアコード・エアロデッキだ。
だが2リッタークラスは我が家のニーズには合わず、リアルタイムで乗る事は叶わなかった。だが自分でクルマを買える年齢になり、必要となった時に僕は迷わずエアロデッキを入手した。やはりリヤアングルから眺めた姿は抜群にカッコ良かった。乗ってみれば流石はホンダエンジン、運転が楽しかった。
そしてアルファロメオに至る。
デザインに惹き付けられ145に一目惚れした深層には、無意識の繋がりがあったようだ。形だけではない。ツインスパークエンジンはホンダとは違うのに相似した高揚感を沸き立たせる。
レースと言う父の系譜を継ぐ、国籍の違う腹違いの双子。それがホンダとアルファロメオなんじゃなかろうか。
(ホンダとアルファの相似形その1はここ。