コープスブライド

spirit272005-11-25

三郷のMOVIXで今日が最終日だったので観てきました。吹き替え版。
ティム・バートンにはツボを圧されまくりです。
あのちょっと不気味なキャラクター達が可愛らしく思える。エミリーなんか片手片足が骨なのに色っぽいし…
この映画もやはり"異端者"に限りない愛情を注いでいる。何たってヒロインが"死者"ですから。これ程に結ばれ得ない関係は無い、究極の悲恋物語。その点から言えば、これは『シザーハンズ』と同じ話なんですね。
ラストシーンでエミリーが無数の輝く蝶となって行く画が、エドワードが削った氷が窓から吹きだして雪になる場面を彷彿とさせ、思わず目が潤んだのでした。
エミリーとビクターがピアノの連弾をする場面が素敵。セリフではなく音楽で二人の心が通っていくのを描写するのは、ミュージカルとして黄金の手法です。それが気持ちいい。ピアノだから『のだめカンタービレ』みたいだったぞw
ピアノと言えば、ビクターが"月光"を弾いたビクトリアの家のピアノのエンブレムには"ハリーハウゼン"と書かれていて、ちょっとニヤリ。モデルアニメの大御所、レイ・ハリーハウゼンへのオマージュですね。
ダニー・エルフマンの音楽も相変わらずイイ。(『俺がハマーだ!』のテーマ曲もエルフマンだった。聴いてみると確かにエルフマン節ですw)
DVDが出たら、欲しい一本です。