バットマン ビギンズ

spirit272005-06-19

ティム・バートンバットマン2作が"実写に翻訳された漫画"だとすれば、最新作『バットマン ビギンズ』は"リアルなバットマン"だ。監督・脚本は『メメント』のクリストファー・ノーラン
ブルース・ウェインは何故バットマンとなったのか?その内面の葛藤がじっくりと描かれている。
バットスーツやその他の装備(バットモービルも)が、ウェイン財団のお荷物部署が開発してお蔵入りになっていた製品を流用したものだったりとか、そのへんの手作り感がいい。まさにコスプレである。『ゼブラーマン』かよ(w
スケアクロウの使い方も上手い。マンガっぽくなく、しかしちゃんと"スケアクロウ"に見えるようになってる。
豪華な顔ぶれの脇役達もいい。渡辺謙も「重要なチョイ役」って感じで映画に参加している。
クライマックスにかけては予想が出来てしまう展開なんだけど、それはむしろ狙ってそうしているのだろう。
とにかく、充分に面白かった。