プリンスが即位したら

2月23日が祝日になるのか。今は12月23日がそうだけど、また23日なのね…
国民の祝日が増えるのは嬉しいけど。


もしかしたら、この国にとっての、その一族の名が担う役目はもう終わったのではないだろうか。
封建時代を終わらせ、国をまとめるために必要だった明治期。戦争へ向かうために必要だった戦前まで。そして復興に必要だった昭和。
その名の意味が身に深く染みこんでいた人々は、もう70代以上になるだろう。戦後すぐに生まれた人も60代。
高齢化社会とは言え、大半が第一線から退きつつある。
それら世代を親に持つ人(僕も含む)は50〜40代。親から聞かされてはいるが、ダイレクトに影響されてはいない。
そして我ら世代の子供は20代以下だ。子供達の中には、何故大人達はあの人達を「名前+さま」で呼ぶのか不思議に思っている子もいるのではないか?(実際、僕は幼少時にそう感じた)
今すぐではないだろうが、将来恐らく、「その存在の空洞化」が起こる気がしてならない。
彼らの「公けの務め」は、酷な言い方をすれば「実が無いもの」でもある。関わることでそれに箔を付ける、権威を与える役目だが、創造的なものではない。
人として創造的である事が許されない立場。それに疑問を感じているのかもしれない。